ペルーの結婚式事情

同棲婚率が南米で最も高い国

ペルーは南米大陸の北西部に位置する「南米で最も日本に近い国」です。
日本からの移民も多く、日系大統領が誕生するなどペルー国内における日系移民の存在感はかなり大きなものとなっています。

一方で国民の70~80%がカトリック教徒と日本とは大きく異なる文化や風習を持っており、結婚事情も日本とはかなり様子が違っています。

まず最も特徴的なのが、ペルーは南米大陸の国々の中で最も同棲婚率が高く、15~24歳で結婚をしている人のうち7割が内縁関係となっており、国民全体の平均でも41%です。

特に先住民族が多い場所や都市部から外れた山岳部などでは、法的な手続きを取らないまま地域コミュニティの風習として婚姻関係を成立させていることが多く見られます。

カトリックでは離婚を罪としていることから、あえて籍を入れないことを選択していることも影響しているでしょう。

その影響もあって婚外出産や若年層の出産が多く、法的手続きをしていないために婚姻関係が不安定となってしまい、女性や子供の貧困を作り出す要因になってしまっている面があります。

一方で都市部にいる高学歴・高所得者層は他の先進国同様に結婚式や披露宴を多額の費用をかけて行う習慣がついており、市内にあるキリスト教会で挙式をし、レストランや自宅などでパーティーを行っています。

結婚の成立のための手続きは区役所における調印によって効果が得られるとしており、まず教会で挙式をしたあと役所に行って調印をし、それから披露宴にあたるパーティーを行うというのが手順です。

のんびりとしたペースで行われる披露宴

都市部における結婚式では、日本や他の先進国同様に数百万円ほどの費用をかけて会場の設定や料理の準備などを行います。

挙式~披露宴までにかかる平均価格は約300万円ほどとされており、大勢のゲストを呼んで盛大にお祝いをするというのがペルー式です。

日本と大きく異なるのが非常に時間にルーズであるということで、例えば披露宴を夕方から始めると決めても、きっちりその時間に始まるということはまずなく、バラバラと人が少しずつ集まってくるという形で自然に開催されます。

また非常にパーティーが長く行われるというところも特徴になっており、夕方から始まって翌朝までずっとどんちゃん騒ぎをするといったような感じとなります。

キリスト教式の結婚式ではよくあるように、「ご祝儀」ではなく「ギフト」として参加者が新郎新婦に渡すというところも特徴です。

披露宴のあとに二次会をすることもよくあり、そこではペルーの伝統的にワルツなどのダンスが行われます。
このとき新郎は出席する女性ゲスト全員と、新婦は男性ゲスト全員と一度は踊るということになっており、当日はかなり忙しく参加者たちをもてなします。