コロンビアの結婚式事情

増えるコロンビアの事実婚「ウニオンリブレ」

コロンビアは南米大陸の北部に位置する、カリブ海に面する湾岸線を有する赤道直下の国です。
ちなみに南米大陸で3大美女国といわれているのが「3C(コロンビア、チリ、コスタリカ)」で、その称号通り街中にはたくさんの美女たちが見られます。

またラテン系民族らしく非常に恋愛事情に忙しく、恋人を作っては情熱的に愛を交わし合います。
国民の約95%はカトリック教徒であり、市内には昔ながらのキリスト教会が数多く存在しています。

そんなコロンビア国内でここ最近急激に増加しているのが「ウニオンリブレ」という事実婚です。
ウニオンリブレでは恋人同士が一緒に住み、そこで子供が生まれても、あえて籍を入れずにそのまま一生を過ごします。

これはカトリック教徒は離婚を厳しく禁じられていることから、パートナーと一緒に生活をしていてその中で不仲になってしまった場合、別れることができなくなってしまうことが理由です。

あえて「結婚」という手続きをとらないことで、二人の関係は「夫婦」ではなく「恋人」であるということを重視している面もあり、いつまでも新鮮な間でいたいというコロンビア人の意識がうかがえます。

現在のコロンビアでこのウニオンリブレを選択している同棲中のカップルは約70%にもおよんでおり、その実態に合わせて法的手続きもウニオンリブレを認めるようになっています。

生まれる子供も婚外子であるかどうかを特に問題視されることはなく、結婚をしているかどうかにより差別的な扱いを受けるということはほとんどないというのが実情です。

のんびりとした結婚式と披露宴

ウニオンリブレを選ぶカップルが増える一方で、きちんと結婚をすることを希望する人もいます。
コロンビアをはじめとする南米のラテン系民族の国家は、家族の絆を非常に大切にする文化風習があるため、新たに家族が増える結婚式においては親類縁者が一同に集まるのです。

挙式は市内にあるカトリック教会で行われるのが一般的で、前日には新郎新婦やその両親、親類たちがリハーサルを行います。

カトリックの神父から祝福を受けたのちに役所に赴いて書類への押印を行います。
それが終わったら自宅もしくはパーティー会場に移動して、お祝いの宴席が設けられます。

このときのお祝いの席は比較的質素なものであることが多く、料理や飾りは最小限としてあとは踊りを楽しむなどして過ごすのが一般的です。

日本人的な感覚ではちょっとわかりづらいですが、この「踊ってお祝いする」というのがコロンビア流で、初めて会う人同士であっても親しげに一緒に踊ってその場を盛り上げます。

衣装も礼服を着用しますが、きらびやかなドレスというよりもカジュアルなスタイルが多く、質素ながらも賑やかに楽しむというところが特徴です。